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歌謡教室に通うにあたって

私たち人間は声や仕草によって、自分の意志や思いを伝える生きものです。そして音楽を愛しその調和を楽しみます。歌は体ひとつで作り出せる稀有な音楽のひとつで、大人も子供も楽しめます。

 

歌はまた表現でもあります。キリスト教会では9世紀から10世紀にかけて、グレゴリオ聖歌という音楽が生まれました。その当時の建築物内で響く音が組み込まれ、独得な発声法となりました。また、市井では吟遊詩人という音楽家が富裕層の庇護と大衆の支持を後ろ盾に各地を渡り歩き、様々な国の事情を伝えたといわれています。

 

歌はまた、人々の誇りを支える物でもあります。フィンランドの作曲家シベリウスはロシアに脅かされおののく人々を奮い立たせるために『フィンランディア』を作曲しました。この曲を用いることが侵略者によって禁じられたあとも讃美歌『安かれ我が心よ』(邦題)という姿に変わり、歌い継がれて参りました。フランス国歌の『ラ・マルセイエーズ』も革命の士を奮い立たせるために謳われました。日本では第2次世界大戦時に音楽が軍歌として戦争に利用されたという悲しい事実がありながらも、戦後『リンゴの歌』『青い山脈』等の歌が生まれ、人々を勇気づけました。今も『Jupiter』(平原綾香)『花は咲く』等の楽曲が、震災によって断絶された私たちの絆を繋ぎとめています。

 

歌謡とは、一般的に現代日本の歌を示しますが、実は元は西洋音楽を示す言葉であったと言われています。昔は歌声喫茶が人気があったのですが、今はあまり見なくなりました。代わって出てきた歌謡教室に通う生徒さんは歌の良さを味わい、心の中にある感情を浄化させていきストレス発散になると言われています。また、姿勢をよくする事やダイエットになる、緊張しやすいので度胸をつけたい、老後の楽しみになるという動機もあるようです。歌謡教室はインターネットでの検索のほか、広報誌や町の掲示板等に情報が記載されていますからまめにチェックしてみるとよいでしょう。因みに音痴を気にされることはございません。最初から歌える方は先生がつく必要はありませんので。気にせず楽しく歌って参りましょう。